2015.10.07
ニュース
経営者保証ガイドラインとは何か③―利用は広がってはいませんが,実績は上がっています。―
経営者保証ガイドラインは,導入されてから1年半ほどしか経過しておらず,まだまだ利用は広がっていません。保証債務の整理の際の対応については,金融庁のHPによると2014年2月から2015年6月までの間の約1年半の間で,金融機関がメインとなってガイドラインに基づく保証債務の整理をさせた件数は64件とされています。
しかし,従来,会社が再生手続や特別清算を利用した場合に,会社債務を連帯保証していた経営者は自らも再生手続を選択したり,最終手段として破産してきたことを考えると,経営者にとって,経営者保証ガイドラインという一つの有力な選択した生まれたことになります。これを利用しない手はありません。
実際に,法律事務所においても,会社については特別清算,会社を連帯保証する経営者については経営者保証ガイドラインの手続に準拠して,会社と経営者の債務整理を実現しています。
しかし,従来,会社が再生手続や特別清算を利用した場合に,会社債務を連帯保証していた経営者は自らも再生手続を選択したり,最終手段として破産してきたことを考えると,経営者にとって,経営者保証ガイドラインという一つの有力な選択した生まれたことになります。これを利用しない手はありません。
実際に,法律事務所においても,会社については特別清算,会社を連帯保証する経営者については経営者保証ガイドラインの手続に準拠して,会社と経営者の債務整理を実現しています。