小規模企業白書を読んで① 中小企業庁は,今年4月,中小企業白書と同時に小規模企業白書を発表しました。これをとくに印象に残った点を整理します。 |トピックス|しょうぶ法律事務所 小規模企業白書を読んで① 中小企業庁は,今年4月,中小企業白書と同時に小規模企業白書を発表しました。これをとくに印象に残った点を整理します。 |トピックス|しょうぶ法律事務所

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小規模企業白書を読んで① 中小企業庁は,今年4月,中小企業白書と同時に小規模企業白書を発表しました。これをとくに印象に残った点を整理します。

 第1に,小規模事業者は約9万1000者減少しましたが,そのうち個人事業者がマイナス約9万2000者であり,法人数はプラス約1000者で減少していないとのことです。個人事業主の離職理由は,病気高齢のため,事業不振や先行き不安のため,倒産や事業所閉鎖が理由だそうです。他方で,個人事業者の場合にはうまく事業承継できないことも原因なのでしょうか。
 第2に,2年間で開業が約28万5000者,廃業が約45万7000者ということで,事業活動の新陳代謝は進んでいます。
 第3に,小規模事業者数の業種別の増減は,顕著に減少したものとして,順に小売業・製造業・建設業,増加したものとして,順に医療福祉業,教育・学習支援業,学術研究・専門・技術サービス業,情報通信業だそうです。この中でとくに小売業3万8000者と大きく減らしています。ここらは法律事務所のお客様の顔ぶれの変化の動向からしても実感できるところです。

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